貯金上手な主婦が教える、「夏休みビンボー」にならない家計術
あきのズボラ家計簿 番外編①
◆使えるお金の枠を決める効果
使えるお金の枠を決めたり、事前にお金を準備するなんて面倒くさいと思うかもしれません。
しかし、上手にお金が貯められるご家庭のほとんどが、このようにして、事前に使えるお金の枠を準備しています。
反対に、お金が貯められないご家庭の方ほど、このような事前準備を面倒くさがり、行き当たりばったり、急な思いつきでお金を使う傾向があります。下手をすると、カード払いにして、2ヵ月支払いを遅らせれば大丈夫!とムダな借金を増やしてしまう方さえいます。
お金を貯められるサイクルの方は、支払いに先手を打ちますが、お金を貯められないサイクルの方は、「仕方ない」「面倒くさい」「とりあえず」という言い訳をしながら、支払いを後手に回してしまうのです。
ただ、お金を貯められるサイクルの方でも、ありがちなのが、とにかく安くして、余ったお金は貯金にするという考えに陥ってしまうことです。
少しでも安く済ませて貯金を増やすという行為は、一見すると素晴らしいことのようですが、イベントの費用などを削りすぎて、様々なことに対する教養や経験不足に陥る可能性もあります。
また、初めはこのサイクルで頑張ることができても、一生という長いスパンで見ると息切れをしてしまう方も多くみられます。
ですから、事前に準備したイベント費用は全て気持ちよく使い切ることが、使えるお金の枠を決める上での最大のポイントとなります。
このようにして、この夏にかかるお金をしっかり事前に準備して、準備したお金の枠の範囲で思い切り楽しむようにすると、ムダに支出が膨らむこともなく、こんなに使っても大丈夫だろうかと不安になることもなく、この夏かぎりの家族の楽しい思い出作りをすることができるのではないでしょうか。